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馬蹄型火口は南の峰から北の峰に続く脊梁に囲まれ、東の方に浅くくぼんでおり、その谷の間に丸く膨らんでいるところに森が茂っています。その中に成仏泉という泉があり、この形は玉門形と呼ばれるが、遠くから見るとそのようです。オルムの南の峰には、新鮮な溶岩露頭が出ており、その下に一人が出入りすることができる程度の洞窟があります。オルムの斜面には杉、ヒノキが麓の下までうっそうと茂っており、山頂の草地の間にはクロマツが造林されてサンキライと混在しています。昔はオルムにあった成仏庵という庵に由来した呼称である説と、東の斜面の頂にある岩が僧侶が念仏を唱える姿に似ているといって名付けられたという説があります。