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2月の済州観光 <2月の済州、一足先にやってきた春の気配に心もドキドキ >
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- 2月の済州観光2月の済州、一足先にやってきた春の気配に心もドキドキ
冬が長びいてほしいと思う人は少ない。みんな誰よりも早く春を迎えたいと願う。そんな意味で人々の心が向かう場所と言えば、なんといっても済州島。南の穏やかな風がまいた春の種に、先に目覚めた野原や海がささやきかけると、ドキドキする気持ちも共に目覚める。そして、その穏やかな風に乗って遠くの地まで春を知らせる旅に出る。
木製の牛を引いて今年一年の豊作や平安を願う耽羅国立春クッ祭りは、済州島が選抜した今年の最高の祭りだ。このイベントが行われる2~4日、済州牧官衙および済州市一帯ではコリクッ(道の祈り)、ヨルリムクッ(開きの祈り)、立春クッ(立春の祈り)が順次に行われ、立春の御札書き、ソッテ・伝統仮面作りなどのプログラムや伝承遊び、郷土料理なども提供される。風の島、済州に伝わる風の神に対する特別な信仰は「燃燈クッ」に代表される。陰暦の2月1日からの半月間、済州の隅々の土地や海に種を蒔くと言われる燃燈婆に豊作や平安無事を祈るとのこと。特に済州チルモリ堂燃燈クッはユネスコ人類無形文化遺産に登録されている。今年の燃燈歓迎祭は2月24日、送別祭は3月8日を予定している。心を込めて春を迎える特別な時間が待っている。
2020年耽羅国・立春クッ祭りは、新型コロナウイルス感染症(武漢肺炎)の拡散防止のため全面的に中止することとなりました。
▸チルモリ堂燃燈クッ:2月24日09時~15時、済州市水協魚市場(燃燈歓迎祭)
3月8日9時~18時、済州チルモリ堂燃燈クッ伝授館(燃燈送別大祭)
▸済州チルモリ堂燃燈クッ伝授館:済州市沙羅峰東ギル58
まだ凍えている枝を裂いて顔を出すつぼみ。小さいけれど密やかで強い力が昔から愛されてきた梅の人気の秘訣なのかもしれない。真っ先に春を教えるかのように西帰浦の暖かい春風に乗って届く梅の便り。誰もが訪れる都心公園や生態公園の散策路に咲く梅は素朴で、親近感が感じられる。また、2月初旬から開かれるテーマ公園の梅祭りは強烈である。宝探しや各種の体験プログラム、豊富な食べ物体験からイベント期間中に入場料を割引きするスポットまで。開花時期には差があるけれど、その魅力だけは場所を問わず充分感じることができる。梅の色や香りに誘われ、軽い足どりで歩くと、今年も皆の前には花道が広がること間違いなし。
穡達洞と上猊洞・下猊同を管轄する行政洞の猊来洞は、みかん農業や漁業中心の農漁村でありながら中文観光団地が位置する所。村は軍山やクシムル、負兒石に保護され、海岸の風景の美しい村の浦口には村人の平穏を願う進璜灯台もある。環海長城や唐浦烽火台などの多種の文化遺跡を誇るこの村は、大王水川の豊かな水源や清らかな自然により、蛍保護地域として指定されている。エコパーティーや生態体験祭りを開き、自然と文化が息づくこの村にやってくる春の盛りの時には願いを灯す灯火文化祭りも開かれる。村の解説者が案内するツアーから生態体験館まで、猊来洞を語る際に思い出すことが切りがないのも自然な現象!
まだ肌寒い夜空、オリオン座の下にあるシリウスに沿って南の海へと向かうと、水平線の近くでかすかに光っている星が南極老人星だ。人は歳を取ることで完全かつ理想的な人間になるとの意味だそうだ。南半球ではよく見えるけれど韓国では希なため、韓国では吉凶禍福や無病長寿をつかさどる幸運の星として知られる。冬の星座であり、11月には明け方に、2月から3月初旬には夕方に観測することができる。韓国南海岸の高い峰や済州の空に昇り、済州でも西帰浦地域が観測の最適地として知られている。西帰浦天文科学文化館は南極老人星が観測できる韓国内唯一の天文台だ。この星を一緒に観測し、幸せを長く感じられるチャンスがまさに今開かれている。月曜日休館、天候によって観測有無などが変更する場合があるため、利用前に事前確認が必須。
オルレ2コースの一部である大水山峰は、朝鮮時代には烽燧台が置かれるほど遠くまで眺められる場所だ。牛島、城山日出峰、ソプチコジ(岬)や地尾烽、斗山峰が見えるだけでなく、近くには古城里、吾照里、城山里の風景も眺望することができ、知る人ぞ知る秘境の日の出スポットだ。杉の木や松の木が聳える森からは冬にも緑を感じられ、探訪路が至る所に整備されており、憩いの場や運動器具も設置されている。登頂にかかる時間は休憩をたっぷり取っても1時間程度で、30~40分あれば十分に登ることができる。複数の登頂コースには階段の有無や傾斜に違いがあり、入口には駐車場を備えている所もあるので、予め調べて都合に合わせて選択しよう。
緑が少ない2月、南国の済州は一足先に春の気配を帯びる。地元の人にも観光客にも人気の漢拏樹木園では、平日の午前10時と午後2時に実施される森林解説を通じて、癒しや情報を得ながら竹林園を歩くこともできる。一年中青々としている竹林を散歩して、心に潜めている秘密や日常のストレスを解消しよう。済州のあちこちにある茶畑の緑ももはや春を迎えている。拒文オルムの近くで綺麗に手入れされている緑の茶畑を背景に、散歩を楽しんだり、写真を撮ったり、オーガニックのお茶を飲んだりすることもできる。1100高地の近くにある静かな茶園の緑の絨毯の上に敷かれる雪は絶景を成す。茶畑と迷路公園を兼ねる茶園には、簡単なものからハイレベルのものまで様々な迷路があるほか、動物の餌やりプログラムなどもあり、子連れの家族旅行におすすめのスポットだ。
▸オルティス:済州市 朝天邑 拒文オルムギル23-58
世界ジオパークの地質トレイル、水月峰を抱える高山里は、地質学的な価値だけでなく、歴史的・文化的価値も優れた場所だ。韓国最古の新石器文化遺跡の高山里遺物は、内陸とは異なる遺物像のため、後期旧石器時代と初期新石器時代を結ぶ鍵となり、北東アジアの初期新石器文化の研究資料であるという。青銅器時代と鉄器時代の遺跡は、三陽洞に残っている。島内の最大規模を誇る町遺跡からは、先祖の衣食住や道具の生産過程を察することができ、年中無休・無料で運営している。もう少し先祖の神秘な暮らしを知りたい人は、耽羅国の始祖である三神人が生まれたとされる三姓穴や、三神人と三姫が婚礼をあげた婚姻池を訪問してみてはどうだろうか。
▸済州高山里遺跡案内センター:済州市 翰京面 ノウル海岸路1100
まだ少し肌寒い今の季節に温まる方法とは?ウッドカラーの室内にさわやかな植物が息づくカフェ!静かでこぢんまりとしていながらも活力を失わない空間が、私たちの心の中へ枝を張る。人類がどれほど自然を愛しているか、植物を前に一段と穏やかな自分を発見したときにこそ知ることができる。暖かい空間で全ての緊張を解き、自然の気を感じることができるガーデニングカフェやガラス張りの温室のカフェに腰を下ろし、口いっぱいに広がる飲み物の香りと全身を包みこむ植物の気で温もりをチャージしてみよう。カフェ、ベーカリー、インテリアに興味がある人には「2020済州カフェスタ」もおすすめ。済州唯一の展示認定カフェ博覧会なので、思う存分楽しんでみよう。
▸クケジョル:済州市 旧左邑 漢東路119
▸In The Green:済州市 1100路 3198-20
▸ソンダンナム:済州市 旧左邑 松堂5ギル 68-140
▸2020済州カフェスタ:2月27日~3月1日/済州国際コンベンションセンター
済州での思い出と時間を盛り込んだ「済州感性」のお土産が欲しければ、島内のあちこちにある雑貨店を回ってもいいが、ちょっと心を込めて自分の手で済州のお土産を作るのはどうだろうか。自分でデザインして作るガラス工芸、自分の手で作る石垣フレームや自分だけのカリグラフィー、カラーの組み合わせから心踊らされるガラスのアクセサリーまで、数時間費やすだけで、世界のどこにもない自分だけのお土産をゲット!自分の手で作ったからこその喜びや愛着が加わり、済州での思い出をさらに深めてくれること間違いなし。もしかすると、長く惜しみ愛するような新しい旅の友が誕生するかも?多くの工房がSNSを通じて連絡でき、事前の問い合わせ・予約は必須だ。
▸タンスン(ガラス工芸):www.instagram.com/dansooon
▸Glass Cafe Blong(ガラス工芸):済州市 老衡5ギル40
▸タルムジゲ(石垣フレーム+カリグラフィー):西帰浦市 南元邑 新興里271-4
普段は魚介類を好まない人でも済州に来たらお刺身を一回は食べるように、肉好きを自負する人でも済州では一度は焼き魚を食べてみてはいかがだろう。「焼き魚」といえば1~2切れがやっとだったことを忘れ、これからは多少期待してもいい。おしゃれなインテリアの空間でコースを楽しめる焼き魚のお店から、おかずと黒豚のゆで肉を基本に、旬の焼き魚の盛り合わせを広げて楽しむ居心地のいい空間もある。かつては知らなかった本当の魚の味に目覚め、一生を共にする心を打つ焼き魚に会えるかも!
▸城山ダルレ食堂 : 城山邑 クムベクチョ路 34-19
▸サムチュンネパダントゥル : 翰林邑 翰林海岸路 149
- 注意事項
- ※ こちらの記事は2020-01-16に作成、記載された内容が変更されている場合もあるので、ご旅行の前に必ずご確認ください。
- ※ 使用されているテキスト、写真、動画等の情報に関する著作権は済州観光公社に属するものであり、これを無断で使用することを禁じます。