VISIT JEJU

家族の中で運転が好きだったり、スピード感が楽しむ人がいるなら、9.81パークはきっと魅力的なスポットに違いない。動力を使用せずにコースの傾斜を利用した重力加速度で走る無動力レーシング空間が涯月の中山間にオープンした。中山間に位置しているため、周囲の眺めは抜群だ。レースを楽しみながら、飛楊島はもちろんセビョルオルム、漢拏山も眺めることができる。

トラックには3種類のレーシングカーが走行するのだが、最大時速40kmまで加速可能なGR-E(一人乗り)、親子やカップルで一緒に乗ることのできるGR-D(二人乗り)、最大時速60kmまで加速可能でスリルを楽しむことができるマスターライセンス専用のGR-X(一人乗り)に分かれている。一人乗りの場合は満14歳以上で身長150～190cmであれば乗車可能で、二人乗りの場合は満3歳以上で身長100cm以上であれば保護者と一緒に乗車できる。重力加速度で動くためアクセルは無く、ブレーキとハンドルだけで操作可能だ。ゴールを通過した後は、スタート地点まで自動で移動するようになっている。

専用のアプリをダウンロードすれば、レースの後にランキングを確認したり、自分の記録を保存したりすることができる。5月中にはフードコートやゲームゾーンなどの施設もオープンする予定だ。

幼いころ誰もが遊んだことのあるブロック。想像力・創造力を総動員して楽しんだブロック遊びも、成長するにつれてその記憶も薄れてしまいがちだが、そのブロックを子供の遊びから芸術のジャンルにアップグレードさせた場所がある。老衡洞の神秘の道路の近くにある世界初のブロックアートミュージアム、ブリックキャンパスだ。ここでは、おもちゃという概念を超えた芸術としてのブロックアートを体験できる。

ブリックキャンパスは、大きく分けてガーデン、ギャラリー、プレイ、クラス＆カフェなどで構成されている。ギャラリーでは、計450万個にもおよぶブロックを利用して40余名の作家が制作した、有名建築物、美術作品、映画やアニメーションのキャラクター、風景などをモチーフにした300点以上の作品に出会うことができる。

また、アーティストたちの作品に刺激されてブロックアートに挑戦したくなった人のために、創造力を思い切り発揮できるプレイ空間も用意されている。子供と一緒にブロック遊びをしたり、大きなブロックボードに文字や絵を描いたり、自由に楽しめるスペースだ。

さらに本格的に取り組みたい人は、ブリックアートクラスに参加してみよう。また、カフェではブロックをコンセプトにしたものが販売されており、バンズとパテを選べるブリックバーガーが代表的なメニューだ。6種類のバンズと3種類のパテを組み合わせることができ、天然色素を使ったカラフルな色とブロックそっくりな形が子供にも人気だ。

1974年に生まれたキティ。リンゴ5個を積み上げた程度の背丈、リンゴ3個分の体重の小さな猫は、人の年齢では45歳の中年だが、今でもその可愛らしい様子に世界の女の子たちの心を掴んでやまない。ハローキティアイランドはハローキティをテーマにしたテーマパークで、キティに関連する様々なアイテムが展示されている。楽しそうな子供と一緒に母親たちも童心に返り、記念写真を撮っている姿が印象的だ。

地下1階、地上3階の約1,200坪の規模であるハローキティアイランドは、「世界で一番幸せな一日旅行」というコンセプトで多様な展示とプログラムを体験できるようになっている。1階にはキティの成長、歴史、家族などのストーリーが見られる展示スペース、バッチ作りなどを楽しめる体験プログラムのスペースがあり、2階にはキティをモチーフにしたカフェと世界のキティに出会えるワールドギャラリー館などがある。3階にはキティの世界に入り込める3Dシアター、屋上ガーデンもある。1階のギフトショップのコーナーではキティグッズが購入できる。

韓国の子供たちに大人気のキャラクター、ラーバ(Larva)をモチーフにした神話テーマパーク。済州神話ワールドにある神話テーマパークは、子供はもちろん、大人も楽しめるアトラクションも多いため、家族みんなが満足することができる。小さな子供たちにはアドベンチャープレイグラウンド、ラーバスウィートメリーゴーランドなどがおすすめだ。スピード感のあるアトラクションも楽しめる年齢なら、フライングラーバ、オスカードラゴン、ダンシングオスカーなどに親子一緒に乗ってみるのもいいだろう。テーマパーク内にあるウィンクルピザリアでは、子供たちがピザ作りを体験できるDIYメニューもある。シェフと一緒にピザ生地を伸ばしたり、トッピングをしたりして作った世界に1つだけのピザの味は格別だ。

神話ワールド内にはボーリング場、カフェ、レストランなどもあるため、多様な楽しみ方ができる。また、ショッピングストリートにある済州観光公社の免税店では、バーバリー、フェラガモなどのファッション雑貨、化粧品、済州特産品などが購入できる。近くにあるカフェ、ザ・コブでは手頃な価格でドリンクとベーカリーが購入できるが、平日午後5～6時、週末3～4時にはベーカリーは50%OFFで販売している。

ホテル、ゴルフ場をはじめ、天帝淵の滝、柱状節理帯などの自然観光地、様々なテーマの博物館など、観光施設が集まっている中文観光団地は、家族みんなで楽しめるスポットがたくさんある。

10万ドルにもなるエルビス・プレスリーの髪の毛など、人類の歴史を観ることができるものが600点以上展示されている「信じようと信じまいと博物館」、錯視アート・メディアアートなど5つのテーマで構成されている世界最大の錯視テーマパーク「博物館は生きている」も大人と子供がともに楽しめる。なんとも可愛らしいテディベアが並ぶ「テディベアミュージアム」、K-popファンでなくても盛り上がる「PLAY KPOP」、ヨットツアーやイルカショーが楽しめる「パシフィックランド」もおすすめだ。また「チョコレートランド」では、子どもたち向けのフォトゾーンやチョコレート作り体験もできる。

この他にも、韓国料理や済州郷土料理をはじめとする多様な料理を味わえるレストランタウンであるシン・ウソンタウン、イエローカフェやKFCなどがあるブルータウンなど、食事やカフェタイムのための場所も揃っている。