VISIT JEJU

済州島内には、あなたの美的感覚を刺激し、写真を撮りたいという欲求を沸き立たせるような名所が数多く存在する。どこへ行くべきかわからない？心配することなかれ！我々が、SNS映えする人気スポットや、美味しいドリンクと可愛らしいデザートで有名なおしゃれなカフェにご案内しよう。互いの写真を撮り合うことができる友人と一緒なら、より一層楽しめること間違いなし！

トルハルバンとは済州島の方言で「石製のお爺さん」を意味しており、火山活動によって形成された済州島ならではの多くの穴を有した玄武岩で作られている。トルハルバンは、古くより島の人々を護ってきた守護神として崇められ、今日まで済州島のシンボルの役割を担ってきた。島の私立美術館である「北村トルハルバン美術館」は、英国国営放送であるBBCや日本国営放送のNHKも訪問取材を行なった有名な観光地で、公園内にある多くのトルハルバン像は、一緒に展示されている三次元アート作品や展示物とともに、あなたの胸を踊らせることだろう。北村トルハルバン美術館からタクシーで15分ほど行くと、「コッキリン」という可愛らしいカフェがあなたを待っている。人里離れた森の中にひっそりと佇む小さなカフェだが、その佇まいは、あなた自身がおとぎ話の世界に迷い込んでしまったかのような感覚に陥らせることだろう。外観や内装のどこを切り取っても、あなたの大作にもなり得るような素敵な写真が撮れること間違いない。メニューに並ぶティーやデザートはどれも、幼い頃に絵本で見たおとぎ話の中から出てきたかのように可愛らしく、皆どれを注文すべきか頭を悩ませる。中でも、ピンク色のクリームが目を惹きつけるフラミンゴマフィンは、観光客から絶大な人気を誇っているので要チェックだ。タクシーに乗ってでも一度は訪れるに値する「コッキリン」で、現実離れしたおとぎ話の世界に浸ってみるのはいかがだろうか。

     コッキリン(꽃기린)

     住所 : 済州特別自治道 済州市 朝天邑 臥里 山1636-1

     電話番号 : 070-8844-1148

     営業時間 : 11:00~20:00 （月曜日定休）

地尾峰(チミボン)は馬蹄型のクレーターを有する火山体である。20分程登ったところにある山頂からは、牛島、城山日出峰、港に青い海、そして山下に広がる村々の繊細な景色を楽しむことができる。爽やかな風と綺麗な空気を堪能した後は、地尾峰から歩いてすぐの「餠菓店 味男美女」というカフェに行ってみてはいかがだろう。平日には、ウェイティングリストに多くの名前が並ぶほど混雑するが、このカフェで出される小豆ティラミスや、インジョルミ(きな粉餅)、シッケ(米を発行させて作る韓国の伝統飲料)、スジョングァ(生姜とシナモンを原料とした伝統飲料)は、その待ち時間を忘れさせるほどの美味しさだ。外の道を歩いていると、うっかり見過ごしてしまいそうになる程の普通の建物だが、一度茂みに覆われた入り口に足を踏み入れると、そこからは別世界に来てしまったかのような独特の世界観が広がっている。

※餅菓店味男美女は、2019年6月に移転しました。
住所：西帰浦市 セクタル中央路55番ギル 22
電話：010-9187-6165
日月木曜定休日　13:00~18:00

朝天邑（チョチョンウプ）に位置するスイス村は、一階に工房、カフェ、レストラン、土産物店、アイスクリーム店などのお店を有し、二階に宿泊施設を設けたカラフルなヨーロッパ調の建物で構成されている。その街並みはどこも華やかで美しく、つい時が経つのを忘れてしまうことだろう。ゆっくりと散歩を楽しんだり、可愛らしい島の雑貨を見て回ったりしたい人に最適な場所だ。スイス村から歩いて５分ほどの場所に、「セナン」というカフェがある。ヨーロッパ調の建物の一階部分にカフェが、二階部分に陶磁器工房が入っている。すぐ隣には同じくヨーロッパ調のレンタルハウスがあり、陶磁器会社「Atelier Senan」のCEOであるジオン・セナン氏がこれらすべての建物をデザインしたことで知られている。彼女の美的感覚を感じるとともに、工房でアート教室に参加してみるのも良いだろう。

カフェ セナン(카페 세난)

住所 : 済州特別自治道 済州市 朝天邑 臥山里926-7

電話番号 : 070-7766-8279

営業時間 :　11:00~18:00 （木曜日定休）

ホームページ : blog.naver.com/senanforest

済州育成牧場は韓国馬事会によって設立された牧場で、韓国国内で大きく活躍する競走馬の育成が行われている。この牧場は観光客にも広く開放されており、美しい芝生広場や、季節ごとに全く異なる顔ぶれで咲き誇る花々が大きな魅力となっている。済州育成牧場から1kmほど離れたところにある「カフェギャラリー」は、内装に施された照明やインテリアがカフェを一層輝かせ、カフェの周りを囲む小道や広々としたテラス、そして大きな窓から差し込む温かな光が、あなたの疲れた心を癒すことであろう。カフェの片隅には小さな工房があり、訪問客にささやかな驚きと笑顔を与えている。

韓服（ハンボク）は韓国の民族衣装であり、細やかな直線と曲線の調和がその美しさを際立たせている。かつては、礼服には絹を、普段着には綿やウール素材を使用すると決まっていたが、合成繊維が発達した現代では、多岐にわたる素材が使われている。韓服はボリュームのあるロング丈のスカートとそのゆるやかさから、着る人のスタイルを直接露呈させることなく、また体型のコンプレックスを補完する役割も果たしてくれる。背の低い人を大きく見せ、ややふくよかな人を細く見せてくれるのだ。韓国伝統の韓服を着て国の文化を体験するとともに、美しい景色を見ながら思い出の一枚を残してみてはいかがだろうか。

翰林（ハンリム）公園は、1971に現在のオーナーが島の浜辺の荒れ地を買い取り、ヤシの木と鑑賞樹を植え始めたことがきっかけで作られた私立公園である。公園内には、過去の火山活動によって形成され、昨今天然記念物にも指定された溶岩洞窟があり、済州島自生植物や二千種にも及ぶ亜熱帯植物が生い茂っているほか、奇巖怪石や様々な盆栽作品も至るところで観ることができる。翰林公園の入り口付近にある「チ・ソンジョ体験コスチュームショップ」では、美しい上質な韓服に加え、韓国の伝統的な学生服のレンタルも行っている。約20,000ウォンから70,000ウォンでのレンタルが可能だ。チ・ソンジョ氏は、その実力が認められ、これまで多くのテレビドラマや映画に衣装提供を行ってきた。翰林公園で韓国の伝統衣装に身を包み、新鮮かつ胸踊る思い出作りをしてみてはいかがだろう。早期予約による翰林公園の入場料割引も可能なので、以下のメールアドレスに是非お問い合わせを。

チ・ソンジョ体験コスチュームショップ(지성조 체험 옷방)

住所 : 済州特別自治道 済州市 翰林邑 挾才里2487

電話番号 : 010-2973-4141

営業時間 : 09:00~18:00  （予約次第で変動あり）

E-mail : jeesungjo@naver.com

ホームページ : blog.naver.com/jeesungjo

表善に位置する済州民俗村は、島の文化遺産を原型のまま保存するために、専門家の監修と長い歴史研究を経て建てられた博物館である。内部は19世紀の山村、漁村、ドラマのロケ地や民族市場を再現したものと、土俗信仰文化や石文化、当時の陶器や農具などの様々な展示物で構成されている。この博物館では、伝統衣装である韓服のレンタルも行なっており、訪れた記念に写真を撮っていく観光客も多い。もし、韓国での伝統的な婚礼行事を考えている人がいれば、是非博物館に相談してみてほしい（英語もしくは韓国語で対応）。さあ、あなたも19世紀の済州島の旅へ出発しよう。

済州民俗村 韓服体験場(제주민속촌 한복체험장)

住所 : 済州特別自治道 西帰浦市 表善面 表善里40-1

電話番号 : 010-9334-6832

営業時間 : 10:00〜（予約次第で変動あり）

ホームページ : jejufolk.com/pages.php?url=facilities3