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奉蓋洞明道岩村の西の方向にある明道菴金晋鎔先生の隠居地としてよく知られているオルムで、北の斜面にあるグムブリ(火口)には、李崇寧の名門になった明道庵先生遺墟碑がある。このオルムは北東に広がる大規模な馬蹄形火口をなしており、火口の方向にあるオルムの麓の裾には保護施設が整ったチョリセミ(明道菴水)と呼ばれる澄んだ泉がある。この泉は一番上から飲料水として、続いて米、野菜などを洗うところ、洗濯するところ、馬や牛の水を与えるところと、4段階に区分している。オルムの斜面は全体的にクロマツ、クヌギ、杉、アカシアの木などからなる豊かな森があり、東の斜面の麓には竹林があり、火口鞍部の方には自然林がある。※オルム名の由来：オルムの麓の裾にチョリセミ(明道菴水)と呼ばれる泉があり、この泉を中心に内と外を区分し、内側はアンセミオルム、外側はバッセミオルムと呼んでいる。この両方のオルムを合わせてヒョンジェ(兄弟)オルムまたは兄弟峰と呼ぶ。「済州郡邑誌」には、アンセミオルムはお兄さん峰、バッセミオルムは弟の峰と表記しているが、これはアンセミオルムとバッセミオルムの高さを比較して付けられた名前だ。