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大静五日市場の前にあるクボガイカルグクスの専門店。

メニューは、クボガイ本来の深い味わいが評判のクボガイカルグクス（きしめん）だけである。巻貝の一種であるクボガイで作るクボガイカルグクスは済州の郷土料理で、海女たちが漁に出ない時に磯でクボガイを獲って作ったカルグクスから由来するという。

もともと人気があったお店であるが、グルメ番組『水曜美食会』20回（2015.06.10 済州島編)で紹介され、オープンの11時から店内は常に混み合っている。順番待ちは、いつものことだが、お客の回転が早いので、大静五日市場を一回りしてから戻ると、順番が近づいているはずである。材料がなくなると、午後2時頃にも店を閉めることがあるため、早めの時間に訪れた方が良い。

ここのカルグクスは、クボガイから取った緑色の濃厚なスープと太い麺が絶品で、ボリュームもたっぷりである。麺の上にのせた油揚は、濃厚なスープを染み込み、いっそうまろやかで香ばしい味わいに仕上げてくれる。唐辛子のみじん切りを一さじ入れると、より風味豊かな味が楽しめる。辛い味が好きなら、ひりひりとした辛さがくせになるはず。

港に近く、馬羅島や加波島に向かう観光客がよく訪れる。周辺に公営駐車場があるため、アクセスしやすい。食後にお店の一角で売っているヒマワリ種の煎餠を味わってみると良い。

2016 KOREAT JEJU TOP 10 選定団一行評：これより美味しいクボガイ（巻貝）カルグクスは食べたことがない。時間をかけた手作りの味、済州の海の味が一つになった完璧な食事。深い海の香りがするスープとコシの強い手打ち麺が相性抜群。